野方駅から歩いて3分、環七沿いの1階に小さなパティスリーがあります。
2023年8月にオープンした「Pâtisserie S’appuyer(パティスリー サピュイエ)」は、オーナーパティシエの鈴木さんが一人で切り盛りするお店です。
Pâtisserie S’appuyer(パティスリーサピュイエ)の代表、鈴木さん(中野区野方)

「S’appuyer(サピュイエ)」はフランス語で『寄り添う』という意味。
シュークリームをはじめ、季節のタルトやショートケーキが並ぶショーケースは、毎朝8時半頃から仕込みを始めて、オープン前に各種デザートが出揃います。
仕込みの様子を見せてもらいながら、お菓子づくりへの思いを聞きました。
お客さまに寄り添っているつもりが、逆に寄り添っていただいている感じになってきています

ナカマニ「サピュイエ」という名前には、どんな意味が込められているんですか?



フランス語で『寄り添う』という意味なんです。
お客さまに寄り添ったものを作れるように、というのが一番大切にしていることです。



でも最近は、野方の皆さんがみんな優しくて。
寄り添っているつもりが、逆に寄り添っていただいている感じになってきています(笑)。
ショートケーキとシュークリームが一番人気です





サピュイエさんで人気のメニューはなんですか?



当店の人気メニューは、ショートケーキとシュークリームですね。
あとタルト生地が好きなお客さまも多くて、旬のタルトも人気なので、ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
1個でも満足できるけど、もう1個食べたいと思わせてくれる控えめな甘さ





シュークリームのこだわりを教えてください



うちはシュークリームの生地もそうなんですけど、こだわりは甘さ控えめのクリームです。





甘すぎると途中で「もういいや」ってなりがちだと思うんですよ。
だから1個食べた後にもう1個食べられるような甘さなんだけど、1個でも満足できるような甘さにしたくて。
カスタードは必ず裏ごしをして生クリームと合わせることで、口当たりのなめらかさも出しています。
カスタードと生クリームを合わせるのは、甘さを控えめにするためだけではなく、食べやすさを追求した結果でもあります。
配合も何にでも合うよう試行錯誤したといいます。
塩を入れすぎてしまったんですけど、それが逆に良くて





シュークリームはカスタードと塩キャラメルの2種類があるんですよね?



そうです。
もともとはメープルカスタードシューをメインにしていたんですが、スタンダードなカスタードが食べたいというお客さまが多くて、カスタードを出したらそっちが人気になったんです(笑)。





塩キャラメルはキャラメルを作っていた時に塩を入れすぎてしまったんですけど、それが逆に良くて。
甘しょっぱくて美味しいなと思って、シュークリームの新しい味にしてみたら、ハマる人が多くて定番になりました。
4日連続で買いに来てくださったお客さまもいますね。
偶然の失敗から生まれた塩キャラメルシューは、今ではカスタードと並ぶ看板商品になっています。
一度ハマると抜け出せない、と話すリピーターが多いのもこの商品の特徴です。
硬さが緩すぎても広がってしまうし、硬すぎると膨らまない





シュークリームを作っていて、難しいと感じるのはどんなところですか?



生地の硬さ調整が一番難しいですね。
卵を入れる量が毎回変わるんですよ。
蒸発した水分の量によって違ってくるので、毎回ちょうどいい硬さに持っていくのが大変で。





緩すぎると広がってしまって高さが出ないし、硬すぎると絞ったままの大きさにしか膨らまない。
失敗しないように目で見て、食べてみて、触った感覚。
三つを合わせて判断しているんですが、これは長年の経験からくる感覚なのかなと思います。
調理の専門学校などで習う目安は「鍋底に膜ができたらOK」。
ただしそこから先の微調整は、毎日作り続けてきた経験でしか身につかない部分だといいます。
一回入ってきてもらって、話してもらえれば、また来ようと思ってくれるかなと





お店に来てみたいけど、なかなか入れないという方もいるようですね



入りづらいってよく言われるんですよ。
一人でやっているので中で作業していることがほとんどで、居るのか居ないのかわからないって感じで(笑)。





でも一回入ってきてもらって、食べてもらって、私と話してもらえれば、また来ようと思ってくれるかなと思います。
それはちょっと自信があります。
ケーキを買いに来るというより、話しに来てくれる、会いに来てくれるお客さまの方が多いかもしれないですね。
実際、入りづらかったけれど一回入ったらそうでもなかった、と言ってくれるお客さまが多いといいます。
眼の前のバス停をよく使うようになって初めて存在を知った方も。
今では週に何度も来店されるそうです。
人を笑顔にする魔法です!って答えたんですけど、今もそれは変わっていなくて





お菓子づくりを通して、お客さまにどんな気持ちになってほしいですか?



専門学校の面接で『お菓子の魅力は何ですか』って聞かれた時に「人を笑顔にする魔法です!」って答えたんです。
今もそれは変わっていなくて。
でも後で親に言ったら「胡散臭い」と言われました(笑)。





でも私は、S’appuyer(サピュイエ)のお菓子やケーキを食べてくださって「おいしい」って笑顔になってくれたら、それだけで幸せなので。
またここで買いたいねって思ってもらえるようなものを日々追求して、皆さんから愛されるお店にしていけたらと思っています。
お菓子はお祝いの日や、頑張った日に食べるもの。
そういう特別な場面でS’appuyer(サピュイエ)を選んでもらえること。そして笑顔になってもらえることが、この仕事の魅力だと鈴木さんは話してくれました。
Pâtisserie S’appuyer(パティスリーサピュイエ)のシュークリーム
サピュイエさんの2種類のシュークリームです。
カスタードシュークリーム




塩キャラメルシュークリーム




1度食べるとリピーターが続出するシュークリーム。
店舗情報:Pâtisserie S’appuyer(パティスリーサピュイエ)中野区野方


今回は、野方にある「パティスリーサピュイエ」さんに伺わせていただきました。



お店の詳細は、インスタを参照にしてぜひ行ってみてください!
| 概要 | 詳細 |
|---|---|
| 店舗名 | Pâtisserie S’appuyer(パティスリーサピュイエ) |
| 住所 | 〒165-0027 東京都中野区野方6丁目10−8 |
| 最寄り駅 | 西武新宿線「野方」から徒歩3分ぐらい |
| 営業時間 | [水〜日] 11:00〜19:00 |
| 定休日 | 月曜日・火曜日 |
| 電話番号 | 070-9184-3918 |
| 店舗情報 | Instagram @patisserie_sappuyer |









